今日は少し、息子のことを書きます。
うちの息子はスペクトラム自閉症という発達障害を持っていて、現在は支援学校の2年生です。
朝はスクールバスに乗って通学するのですが、気持ちの切り替えが難しい日や、いろいろな感情が重なる日には、どうしてもバスに乗れないことがあります。
そんな時は、私や妻が学校まで直接連れて行くこともあります。
その中で試しているのが「人参作戦」。
「何回バスに乗れたら欲しいものを買ってあげる」という、ちょっとしたご褒美作戦です。
2年生に上がったばかりの頃は、2ヶ月ほどまったくバスに乗れない時期もありました。
そのとき、息子が「キッチンチキン」というキャラクターのTシャツを欲しがっていたので、妻が買ってあげたんです。息子はそれをすごく気に入っていましたが、実際に着用しているのを私が数回しか見ていないのはご愛嬌です(笑)。
それでも「頑張ったら欲しいものが手に入る」という体験は、息子にとって前向きなステップになったと思っています。
そしてこうした経験の積み重ねが、「息子の“好き”を形にしたい」という私自身の気持ちに繋がっています。
その延長線上で立ち上げたのが、今のブランド Arcticseef -北極の怪盗- です。
息子の大好きなペンギンをモチーフにしながら、Tシャツやデザインを通じて「好きなものをまとう楽しさ」を届けられたらと思っています。
こういった経験の積み重ねを「Arcticseef」という形にして発信することで、同じように悩む方や、日常に小さな楽しみを見つけたい方へ、少しでも勇気や喜びを届けたいと願っています。
引き続き、Arcticseef -北極の怪盗-の事業活動と、そこから得られる経営ノウハウ、商品開発のビジョンについて発信してまいります。

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